約10年勤めた2社目の会社を辞めたとき、退職金は約200万円だった。
当時は、これをどうするかなんて特に考えていなかった。
とりあえず銀行口座に入れて、そのまま放置していた。
でも、あるときふと思った。
「このまま貯金してても何にも変わらない」
金利はほとんどない。
だったら、少しくらい投資してみてもいいんじゃないか。
とはいえ、投資の知識があったわけではない。
そこで、まず30万円だけ使って、ひふみ投信を買ってみた。
「30万円くらいなら、なくなっても仕方ない」
そんな軽い気持ちだった。

「あ、お金って増えるんだ」
しばらくすると、基準価額が少しずつ上がっていった。
そして思った。
「あ、投資って本当に増えるんだ」
それまで投資には、どこか「怖い」「ギャンブルみたい」というイメージがあった。
でも実際にやってみると、持っているだけでもお金が動いていく。
この30万円が、自分にとって投資を知るきっかけになった。
その後は、基準価額が下がったタイミングで少しずつ買い足すようになった。
今思えば、決して上手な投資方法ではない。
それでも、気がつけば評価額は50万円くらいになっていた。
忙しかったことも、結果的によかった
もう一つ良かったのは、仕事が忙しくて毎日投資をチェックしなかったこと。
数週間、場合によっては1か月くらい見ないこともあった。
久しぶりに確認すると、
「いつの間にか増えてる」
そんな感じだった。
もし毎日見ていたら、少し下がっただけで怖くなって売っていたかもしれない。
「見ない」というのも、案外いい投資方法だったのかもしれない。
30万円から始まった
この最初の30万円が、その後の投資の出発点になった。
振り返れば、特別な知識があったわけでもない。
ただ、
「まず30万円だけやってみた」
それだけだった。
でも、その30万円がなければ、今の自分の資産の形は違っていたと思う。
最初の一歩は、退職金200万円のうち30万円。
自分にとっては、その30万円が「お金にも働いてもらう」ということを知るきっかけになった。
続きはまた。


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