人はなぜ、転職に二の足を踏むのか。
なぜ、一度買った株をなかなか売れないのか。
なぜ、今住んでいるところから、なかなか移れないのか。
このあいだ、ふとそんなことを考えていて、行き着いたのが「行動経済学」。
経済学は「合理的」、でも人間は違う
「経済学」という言葉自体は、誰でも聞いたことがあると思う。
ざっくり言えば、人は自分にとって一番得になるように、合理的に判断して行動する、という前提で成り立っている学問だ。
ただ、実際の人間は、そんなに合理的には動かない。
損すると分かっていてもやめられなかったり、得だと分かっていても踏み出せなかったり。
そういう「不合理な動き」を解明する。それが行動経済学だ。
3つの疑問、答えは全部同じだった
さっき挙げた3つの例、実はこれ、全部同じ理由で説明がつく。
「現状維持バイアス」
つまり、人は変化そのものを嫌う生き物だ、ということ。
今の状態が特別良いわけでなくても、「変える」という行為に対して、無意識に抵抗してしまう。
正直、自分にも心当たりがある。
何か迷ったとき、決断を下さなければいけないとき、つい「今のままでいいか」という方に気持ちが流れていく。
仕事でも同じだ。誰かに新しいやり方や新しい仕事を振られると、内容がどうであれ、まず「面倒くさいな」という感情が先に来る。
大事なのは、気づけるかどうか
これは別に、自分の意志が弱いとか、そういう話ではないらしい。
人間の脳がそもそも、そういう作りになっているということなんだと思う。
だからこそ大事なのは、
「面倒くさい」という感情が湧いた、その瞬間に気づけるかどうか。
それが単なる感情なのか、それとも本当に避けるべき理由があるのか。そこを一呼吸置いて考えられるかどうかで、転職も、株の損切りも、引っ越しも、結果はずいぶん変わってくる気がしている。
自分が変化を好むのか、嫌うのか、今動くべきか、動かざるべきか。
そんなもの数年たってみないとわからない(笑)。




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